熊本を震源とする、直下型の地震で、またも、日本に大規模災害が発生しました。
今回も、多くの命と生活が奪われました。
2011年の、仙台で被災した身としては、その時の恐怖と不安が蘇ります。
なんとか、無事で居ることはできましたが、生活は今までと全く変わります。
地震でメチャメチャになった部屋の片付けをしながら、今後の事を考える必要があります。
仕事の心配もしなくてはなりませんし、何より、コンビニやファストフード依存から食を得ることの大変さが身にしみました。
また、自分の生きる能力に対する疑問も生まれ、無力さに愕然としてしまいます。
数々のボランティアと、多くの知恵や、助け合いで、大事無く、現在を迎えています。
今となっては、当時のサバイバルを良き経験として思い出すことが可能ですが、その経験を、熊本の被災地の人々に、役立てる何かができていない現在、また、自分の小ささと、無力さをあらためて痛感します。
災害にあった場合は、ショックと不安で、頭が真っ白になってしまいます。
しかし、冷静になるよう、無理やり自分に暗示をかけ、周りを見て、情報を探し、今何ができるか、何処に行けるか、何を入手できるか、手伝えることはあるか、一歩あるくことで、一言聞いてみるだけで、何か、役立つ情報が入手できたり、役立つことを提供出来たりします。
【スポンサードリンク】
一番気をつけたいのは、イライラしないこと、慌てないこと。
私も、混乱して、つい声を荒げてしまうことがありましした。
ハッと、間違いに気づいて、すぐに謝ることができましたが、それがなければ、険悪な雰囲気がいつまでも続き、現場の空気も淀んでいたかもしれません。
必要なことは、冷静さと、あえて、笑顔。
笑顔は、元気を与えることができます。安心を与えることができます。
東日本大震災の復興が完了したかといえば、まだまだ始まったばかりの印象です。
まだまだ、帰還できない被災者も多いです。
熊本も被害の全容がまだつかめていない状況です。
短い期間に起きた甚大な災害の連続で、日本全体が物質的にも、精神的にも、疲弊しないよう、一人ひとりが、元気を失わず、思いやりを持って、少しづづ、いつもの生活を継続していくようになってほしいです。