ゴールデンウィークから各地で解されている肉フェス。
東京お台場と、福岡舞鶴。
人気イベントだが、ここにきて、相次いで食中毒被害が出ている。
また、実際に提供されている商品が、写真と全く違うとの画像も出回り、肉フェスに関する不信感が出てきている。
東京のイベントの主催者は、エンタテインメント会社「AATJ」。
日本や、アジア全域および欧米諸国にて、コンサートやイベント主催・運営する、ライブエンタテイメントビジネス企業とのこと。
特に、K-POPのコンサートで有名、また、「TOKYO Crazy Kawaii」のイベントも主催。
東京でのイベントで、男女49人が食中毒を発症。
調査したところ、患者からカンピロバクターを検出しており、軽く湯通ししたのみの鳥ささみをのせた「ハーブチキンささみ寿司」の加熱が十分でなかった可能性がある。
江東区保健所はイベント主催社に、生肉提供をやめるよう改善勧告するも、同社はイベント終了まで販売を継続。
計1万3924食を販売しており、今後も患者数は増える可能性がある。
同社はホームページにて、ささみ寿司について「保健所の指導に基づいて、加熱時間を2分から8分に改善した後に販売を再開した」と説明。
「今回のことを真摯(しんし)に受け止め、衛生管理を徹底し、安全にイベントが開催できるよう努める。多大なご迷惑とご心配をおかけしたことをおわびしたい」と述べている。
そもそもの肉フェスのアイディアは、日本の食文化を盛り上げるため、食の展示会と、エンターテイメントを結びつけた企画だったようです。
日本全国の名店や、行列のできる人気店を一堂に集める、東北復興エリアなど、東北物産展を実施、また、ステージで、日本各地のお祭りや全国のゆるキャラを集めるなどで人気となり、これまでの東京開催では、約45万人の来場を記録していました。
しかし、福岡で実施のイベントでも、さらに、多い、108人に、食中毒が発症しており、イベントそのものの、品質と安全管理が不十分だったのではないかと疑念が残る。
主催者は、福岡放送だが、イベントを請け負ったのは、東京と同じ、AATJだった。
イベントでは、会場にコンテナを改造した複数のブースを用意し、数々の肉料理を販売。
しかし、一部のブースでは、商品写真と極端に相違する、粗末な商品が、イベント参加者から、Twitterに画像投稿されるなど、イベントとしての数を優先させた、品質管理の甘さが透けて見える。