サブカルチャーの聖地、中野サンプラザが、解体、アリーナリへ、ニューアル、駅ビルもできる。

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中野区はコンサート会場として長年、親しまれてきた「中野サンプラザ」を解体・再整備し、2020年の東京五輪開催を機に、JR東日本と組んで初の駅ビルを建設する構想が明らかになりました。
中央線の、新宿の次の駅という、都心と言ってもいい場所ですが、首都の郊外のイメージもありました。
サブカルチャーの聖地というイメージも、ちょっと、中心から外れている印象を強めてします。
しかし、その中心をくぐっと引き寄せてしまう変化が訪れるかもしれません。
JR中野駅北口の区役所・サンプラザ地区の再整備実施方針案を発表、区庁舎や文化複合施設「中野サンプラザ」を解体し、最大1万人収容のアリーナを備えた集客施設を設ける模様。
最終的には、オフィスやホテル、マンションが入る複合施設も整備し、全体では2025年度の完成をめざすとされています。

サブカルチャーの聖地としてもしられる、中野商店街も「観光客や買い物客を一気に呼び込む好機として、駅ビル建設への反対運動はしない」と歓迎している様子。
外国人観光客も増えており、サブカルの街「NAKANO」を世界に売り込む戦略が動き出すようです。
「中野サンプラザの解体・再整備」と共に、既存の駅の西側の線路上に「駅ビルの誕生」する予定ですが、今までですと、断固反対のシュプレヒコールが聞こえてきそうですが、時代は確かに変わってします。
街全体で、街の魅力を向上しようという機運が感じられ、通販主導の消費を街に戻そうという試みが始まります。

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区は、街全体に及ぶ、案の検討や調整に協力する民間事業者を4月以降公募し、2017年度に事業計画としてまとめるようです。
特に、施設の名称は未定だが、田中大輔区長は記者会見で「中野の象徴として定着した『サンプラザ』への区民の思いを大事にしつつ検討したい」と話していることから、この名前はどこかに残ると思われます。
電車から見えるあの、不思議な形状の「中野サンプラザ」は、「渋谷公会堂」「東京厚生年金会館」「日比谷野外音楽堂」などと並んで人気の高い“音楽の殿堂”として知られ、フォークソング全盛の時代の人気歌手や、海外の大物アーティストらがコンサートを開催してきたので、多くの音楽ファンにとっての思い出の場所になっていますし、AKB48やハロプロなどのアイドル歌手のコンサート会場としてもよく使われ、最近は「アイドルの聖地」としても若い人たちに親しまれています。

しかし、「すでに老朽化が激しいので安全面から考えても建て替えないといけない状況」だといいいます。
建物の中身や形状など最終的な姿については検討中で、「歴史的な経緯を十分に踏まえ、単なる商業ビルではなく、中野らしい特徴があり、多くの人から愛される文化施設になるようにしたい」とのこと。
その中で、アリーナ式の会場という話も出ていますが、アリーナになると、アーティストとの距離感が遠くなりますから、動員を意識する必要はありますが、できれば、一体感を感じる場の提供ということも考慮に入れてほしい気がします。

中野駅ビルの建設に対しては、地元商店街は、活性化の材料としてむしろ歓迎する姿勢を見せています。
駅ビルの詳細について、JR東日本は「現在検討中」(広報)とコメントするだけですが、行政関係者や地元経済界は「駅ビルの高さは30メートルほどで、2フロアほどを駅関連施設として使い、残りを商業スペースにあてるだろう」と推測されています。
今後のサブカルチャーの聖地として、さらに魅力ある街になり、新宿を素通りしてでも行きたい街になるかも。

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