アベノミス下落は、終わりなのか、反撃の前準備か

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やはり、景気の浮揚感が無い無いといわれていましたが、年間を通すとやはり下落でした。
2015年度の日経平均が前年度末比で2448円32銭安となったことをロイターが報じました。
年間ベースでは、2010年度以来、5年ぶりで、アベノミクス相場で初の下落です。
下げ幅としては、リーマンショック以来の大きさです。

原油安や、中国ショックなどが重なり、黒田バズーカもむなしく響く結果となり、6月に18年ぶりの高値をつけたものの、一時的な期待感だけで、すぐに失速してしまいました。
特に中国人民銀行が人民元を切り下げてことにより、中国景気が下降し懸念が広がりました。
しかし、世界情勢というより日本経済の魅力が乏しかったとも言えそうです。海外からの売り圧力も大きく影響しました。
今年に入り、円高・株安が進行し、日銀による、驚きのマイナス金利導入が実施されましたが、世界的なリバウンド相場の流れに乗れない状態です。

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日本株全体では、円高による来期企業業績への懸念が強まっており、「景気対策が打ち出され参院選に突入する展開が見込まれるが、それ以降は日本株はもたつく形となり、夏場がピークとなる可能性がある」との見方を示している。

消費税の動向も気になるところで、景気が大きく減退することとなれば、2020年に向けた、東京オリンピックのレバレッジを生かすことができず、第二の失われつつある10年、20年という時代が到来する心配が出てきます。
反撃の準備としての力を蓄える時期となっていたかは、各企業の今年の業績を見守る必要があります。

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