日本最古の分譲マンション、建替え計画から25年でやっと解体

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渋谷にある、日本最古の分譲マンション「宮益坂ビルディング」
築63年で、当初は高級住宅と言われていたようです。
渋谷駅前という好立地、しかも当時マンションを購入できた人ですから、
所有者は、資産としての思い入れのある、高齢者が多いと思われ、
25年前に立替が計画されても、なかなか合意を得ることができなかったようです。
先日の横浜の傾きマンションの発覚の際、立替の場合、所有者の8割以上の合意が必要であることが、
広く話題となりましたが、好立地での立替の場合、おそらく、新築計画の際の所有者への対応と、
所有者の思い入れの間で、いろいろなせめぎあいがあった可能性があります。

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このマンションには、エレベーターガールが常駐した、日本で2番目と言われる、エレベータがあり、
1950年代の住宅としては、まさにアーバンライフのさきがけとして、
所有する喜びを味わっていたものと思います。
各階には、1階のポストにつながる、郵便受けも用意され、住宅としての機能性もあったようです。
来月、解体工事が始まり、今後は、新しいマンションとして生まれ変わるそうです。

空き家の問題も深刻になってきていますが、マンションに関しては、住人や所有者も多く、
古いマンションの立替等も、なかなか進まない問題が出てきそうです。
その中で、新築マンションラッシュという言葉も出てきています。
10年後、20年後に、老朽化マンションばかりが目立つ、東京の姿を想像してしまいました。

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