絶滅危惧種のナベヅルが、大挙して四国にやって来た。中国の大気汚染の影響か。

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国内では、鹿児島県出水(いずみ)市の出水平野でしか見られないと言われていた、ナベヅルが、この冬は、四国に大挙して現れているらしい。
環境省がレッドリストで絶滅危惧II類に指定している「ナベヅル」。
ロシア・シベリア南東部から中央部で繁殖し、かつては日本全土に越冬地が広がっていたが、相次ぐ開発などで数を減らし、今では、保護活動を続けてきた出水平野に一極集中していた。

今年は、高知県四万十市で目撃されて以降、愛媛県西条市、西予市、徳島県海陽町にもまとまって飛来し、計約300羽が確認されている。
越冬地が集中すると、感染症による絶滅が懸念されるため、今回のように、分散して広域に生息地が広がると、鳥インフルエンザなどで全滅する危険も防げる為、保護もしやすくなるということで、歓迎ムードとなっています。

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今回の四国への大量の飛来の理由について、「中国や韓国で大規模な環境汚染があり、その分が飛来した」という声も上がっている。
とくに、中国では深刻な大気汚染が続いており、北京市では今月8日、2013年10月に警報システムが施行・導入されて初めて、4段階の警報の中で最悪の「赤色警報」に伴う車両の通行規制などが実施され、さまざまな形で影響が出ています。

ツルは警戒心が強く人目につかない広大な田んぼや川の中州といった安全な環境を好むといい、さらに、環境省の担当者は「意外に記憶力がよいとされ、危険を感じると近づかなくなる」と指摘。
四国は、第2の越冬地として定着するのか、河川整備などを急ぎ、見守る必要がありそうです。

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