アメリカ大統領選が、大きなうねりを見せています。
過激な発言でメディアの話題をさらい、自身もメディア王の異名をとる、
共和党大統領候補、ドナルド・トランプ氏が、共和党ネバダ州党員集会で、圧勝の速報です。
他候補、クルーズ上院議員、ルビオ上院議員、いずれにも、倍近い得票。
これで、ニューハンプシャー州、サウスカロライナ州につづいての3連勝となれば、
共和党の候補として指名確実となります。
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先日、ジェブ・ブッシュ氏が撤退を表明したこともあり、
共和党は、トランプ氏でいくのか、いかないのか、この2択にゆれている状態のようです。
しかし、揺れているというより、多くの共感を持って迎えられていると言ったほうが、
ムードとしては強いようです。
いかにも、強いアメリカ思考と、現状の米国民の不満や、本音の代弁者としてわかりやすい
かもしれません。過激な発言はあるものの、経営者としての実力は証明済みのため、
アピールとしての発言と、発揮する可能性のある政治手腕を別物としてとらえ、識者からも
支持を集めている可能性もあります。
民主党は、トランプ氏になれば、突っ込みどころは多いと思われますが、
ビジネスで百戦錬磨の氏の戦略に、どこまで立ち向かうことができるかが、今後のポイントと
思われます。
気になるのは、トランプ氏と日本の関係です。
現在まで、あまり、対日本に関する発言は聞かれませんが、CNNでのインタビューでは、
日本に対しては、経済においても強硬姿勢を取ることを明言しており、基地問題を含め、
厳しい対応を迫られる可能性はあります。
しかし、経済面での共有事項があれば、逆に現安部政権には、追い風の可能性もあります。
米国のプレッシャーを盾に、国民への負担が増えることが無いよう、対岸の出来事ではなく、
しっかりウォッチしていく必要がありそうです。